初心者向け配信音声設定手順

配信初心者の方のチェック用くらいの意識で書きます。最初から順々に書いていきます。

マイクを買う

当たり前ですが基本中の基本です。USBマイクでも配信レベルなら十分です。ですが、USBマイクを買ったあとにオーディオインターフェイスに買い替えようとするとマイクが2つになってしまうので、USBマイクメインで行くか、オーディオインターフェイス+マイクにするかは最初に決めましょう。

前者はシンプルに纏められて、後者はループバックなど高度な設定がしやすいメリットがあります。歌枠がしたいなら後者。それ以外は気分やインテリアと合わせてという感じだと思います。

定番機種へのリンクを下に貼っておきます。オーディオインターフェイスはYAMAHAのAG03MK2が一番の定番機種ですが、品薄でプレミア価格なので除外。

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マイクを設置する

マイクには向き(指向性)があります。一般的なボーカル向けマイクは向きによっておよそ5倍程度感度が異なります。説明書をちゃんと読んでマイクが一番音をよく拾う向きを顔に向けましょう。そして、邪魔にならない範囲で口に近づけます。

この後、フィルターなどでノイズを減らしますが、最初の時点で元の音声信号とノイズの比率(S/N比といいます)が大きければ大きいほど楽になるので、設置はしっかりしましょう。

また、足音や地面からの音を(台パンの振動なども)カットするために、マイクとマイクアームのあいだにショックマウントをかませるのもおすすめです。個人的にはポップガードをつけるよりショックマウントの方が優先度が高いです。また、ハンドヘルドタイプのマイクなどはポップガードやショックマウントが内蔵されていたりするので、そこは確認して重複しないようにしましょう。

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PCと接続する

USBマイクの場合

USBマイクの場合はUSBケーブルをつないでドライバをインストールします。ドライバ不要で機能するものも多いですが、別途ドライバがあって細かい設定ができる場合もあるので、メーカーサイトに行ってドライバがないか確認して、最新のものをインストールしましょう。

オーディオインターフェイス+マイクの場合

こちらも公式サイトに行って最新のドライバをダウンロードしましょう。USBケーブルは長くてもいいですが、マイクケーブルは他のケーブルに比べてノイズを拾いやすいので、必要最低限の長さのものを選び、ノイズ源(電源アダプターなど)から離して配線します。

コンデンサーマイクの場合はファンタム電源をオンに、ダイナミックマイクの場合はファンタム電源をオフにする必要があります。逆になっていると機能しなかったり最悪破損するので、ちゃんと確認しましょうす。

音声フィルター設定

ここから音声フィルターをいろいろ挟んでいきますが、ここでいちばん重要なのはちゃんと出力される音声を自分でモニターし、問題を見つけ改善することです。フィルターを挟むことにより音が聞き取りやすくなることはあっても、録音した音質より音質そのものがよくなることはありません。できるだけ、シンプルな設定を心がけましょう。

フィルターの設定の仕方

画像の歯車の部分をクリックしてフィルタを押すと設定画面が開きます。開いたフィルタウィンドウの左下の+ボタンを押すとフィルタの追加ができます。

なお、同じ歯車押してオーディオの詳細プロパティを押すと出てくるウインドウにある音声モニタリングのプルダウンを「モニターのみ」か「モニターと出力」にすることで音声モニターが出来ます。OBSの出力音声をモニターする場合はここからやりましょう。

各種フィルター解説

下記で主要な種類のフィルターの機能を解説をしていきます。

なおフィルターの効果はかける順番で変わります。

例えばゲインはコンプレッサーで下げた音量をもとのレベルに戻すためにかけるのがセオリーで、逆の順番だと大きくなった音量をコンプレッサーで下げるになってしまうので、音量の変化幅が広くなり音質が悪くなりやすいです。

バンドパスフィルター(ローカットなど)

周波数ごとの音量を調整するフィルターです。

声に100Hz以下の成分はほぼ含まれないので、100Hz以下はバッサリ切っていいです。この低音だけをカットするフィルターをローカットフィルターやハイパスフィルターなどということもあります。ショックマウントをつけずもローカットもせずに台パンして、マイクアームのスプリングの音や振動をまんま拾ってるような配信がたまにあって、結構不快なのでぜひ入れてほしいフィルター。

歯擦音(スーッと息を吸う音)を減らすために5kHzくらいを下げたり。逆に特定の周波数を強調したりすることもありますが、ここまでのレベルはあまり配信には求められない気もします。

ノイズゲート

一定以下の音量の音声をカットします。話し始めが不自然になりやすいので、よほど目立つノイズや生活音があるということがなければ、ノイズゲート頼りでノイズを消すのは個人的には好みではないです。使うならクリーンな音声を作りたいときに薄くかけるというかけ方のほうがいいと思います。

ノイズキャンセル

アルゴリズムを使って音声を人間が聞き取りやすい音質に変化させます。大別してAIを使ったタイプと、単純なアルゴリズムを使ったタイプがあります。前者のほうが強力ですが特定の声が聞き取れなくなったりします。後者は効果が低いことと音質自体が変化するので、声の印象がかわりやすい点に注意が必要です。

ノイズを消すには強力な機能ですが、強力すぎて音声が不自然になりやすいので注意が必要です。特にOBSに最初から含まれているRNNoiseは強さの調整が出来ないので、聞き取りにくくなりやすいです。

コンプレッサー

大きくなりすぎた音量を下げるフィルターです。設定項目が多く難しいですが、叫んだりなど声の音量が上下しやすい配信音声を聞き取りやすくするためにはとても有効なフィルターです。

リミッター

音量を一定より大きくしないようにするフィルターです。コンプレッサーと似ていますが、不自然になりやすいので、これだけを声にかけることはあまりありません。配信の場合だと銃声が大きいゲームの音声にかけるなどの使い方が適当だと思います。

ゲイン

音量を上下させます。マイク音声の場合、一番大きな音が-8db程度になるように私は設定しています。

Ratataのフィルター設定紹介

フィルター関連はケースバイケースすぎるので、ひとまず私の設定を紹介しておきます。あくまで一例ですので、いろいろ自分で調整してください。

ノイズ抑制

SpeexというOBSデフォルトのものをとても弱め(-5db)にかけてます。フィルター解説のところでも書きましたがRNNoiseは強さが調整できず、強くかかりすぎてしまいがちなのであまりおすすめしません。

また、私はグラフィックボードがGTX1070なので対応しておらず使っていませんが、RTX系のグラフィックボードを利用している場合はNVIDIA Broadcast Audio Effects SDKをインストールしてNVIDIA Noise Removalを利用するのもおすすめです。これだとAI方式のパワフルなノイズキャンセルで、かつ効きの強さを調整することが出来ます(GTX系のグラフィックボードでもNVIDIA RTX Voiceというソフトで同じ機能は使えるのですが、OBS内で完結しないので私は採用していません)

TDR Nova(ハイパスフィルター、コンプレッサー、ゲイン一括)

VST 2.x プラグインというプラグインで、別途インストールする必要があります。

インストール作業はC:\Program Files\VSTPluginsフォルダにダウンロードしたプラグインのdllファイルを入れるだけです。OBSとプラグインのビット数が合っているか確認しましょう。

このTDR Novaというプラグインは無料で複数のフィルターを一括でかけられるのでおすすめです。

  • 100Hz以下でハイパスフィルター
  • プリゲイン2.0db
  • コンプレッサーがスレッショルド-20.0db、レシオ4:1、アタック12ms、リリース80ms
  • アウトゲイン5.0db

の4つをかけています。

TDR Nova | Tokyo Dawn Records
A dynamic equalizer in parallel configuration. Precise tone control paired with powerful dynamics processing.

まとめ

自分の環境や条件に合わせたマイクの設置やフィルター設定を行うことが重要です。何度も音声をモニターして、気になるノイズへの対策や音量のバランスを調整を繰り返しましょう。

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